珈琲座学中。
チビチビと勉強に励んでいるけれども、
う~むぅ、あんまり集中出来てない。
試験前には仕事休んで勉強しようかと思ってたけど、
仕事しながらの夜2、3時間の方が密度濃いですな。
そんな気がする。珈琲も美味いし。
つうわけで、
あんまり集中出来てない私は、
焙煎修行に向かう毎朝いつも聴いている、
曲のプロモをネットで見つけてウキウキ。
コレを爆音で聴きながら、南千住の駅から、
カフェバッハのトレーニングセンターまで歩くわけです。
途中‘あしたのジョー商店街’を通りながら。
すっげー燃えてきて、気持ち良いんだなこれが。
このプロモーションビデオの舞台は、
アフリカのタンザニアらしいのですけど。
有名な珈琲、キリマンジャロの生産国。
カフェバッハはキリマンジャロではなく、
‘タンザニア’という名前で珈琲を販売しているが、
一番初めの初心者セミナーの焙煎デモンストレーションで、
ささっと焙煎されて、お土産に頂いたのがその‘タンザニア’だった。
それまで色んな所で珈琲を飲み、数々の有名店にも通い、
「へ~、珈琲って店によって全然味が違うんだな~。」
「でも、飲めば飲むほど、本当の美味しさとか分からなくなって来たぞ。」
「そうなると珈琲も、我流を突き詰めるしかないのか?困ったものだ。」
とか思いつつ、セミナーも色々通い、
自分でも色々と淹れ方を試したり、
‘最高の一杯’探しに明け暮れていた自分にとって、
一番の衝撃がそのタンザニアの一杯だった。
基本、カフェバッハのドリップの仕方は超シンプルである。
正直言って、俺色を出したいマニアにとってはだいぶ物足りない。
自分も、にわか点滴ドリップなるものにハマりかけていたりして、
どうしてもバッハのドリップは認めたくなかった。
「あんな簡単な淹れ方で美味しいわけがない!!」
「つうか、プロを目指す者として、難しくなくては困る!!」
「焙煎だって、あんなに簡単にひょいひょいやってもらっては困るのだ!!」
「もっと小難しい顔して、偏屈な職人みたいな体で、珈琲屋を営みたいのだ!!」
とか何とか、スッゲーモヤモヤして、
あまり寝れずに起きた、次の日早朝。
とにかくもう一度、頂いた珈琲を飲むことに。
答えは珈琲に出してもらおうじゃないか!!
で、超斜め飲み。美味くては困る。
しかし…。
「ウッ!!」
「美味い!!!!」
「何だ、この超澄んだ味わいは!!!!
気高い甘い香りはぁ~ッ!!!!
ちくしょうめぇ~~ッ!!!!!」
「……。」
「…いやいやいや。美味いわけが無い。」
「美味くては困るのだ。これは何かの間違いだ。」
繰り返すこと、5杯。
で、5杯とも変わらず美味い。
しかも全然腹に重たくない。
何杯でも飲める。
つかもっと飲みたい。
この美味さの理由を知りたい。
並以下の味覚しか持たないこの俺が、
こんなことを思うなんて。
マジか!!!!
元々、全然好きじゃなかったキリマンジャロ。
他店で飲んでも何だか酸っぱいだけで、
何の魅力も感じなかったキリマンジャロ。
そのキリマンジャロこと‘タンザニア’が、
バッハに師事することを決断させ、
すぐにでも開業するつもりが、
もう何年でもしっかり全てを習得してから、
人としてもしっかり気持ちを入れ替えてから、
成長してから、珈琲屋を開業するようにしよう、
と思い直させてくれたわけでございました。
今の感じだと、開業は2015年の予定なのだけど、
その開業前にはアフリカ、タンザニアに行ってみたいなあ。
コーヒー原産国エチオピアからケニア、タンザニアと3ヶ国、
是非とも巡ってみたい。
あ、何か長くなった。
勉学に戻りま~す。