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COFFEE ROASTER BLUES!!

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ビバ!石井珈琲店!!

本日、法事があった。その数日前のこと。
兄弟夫婦に珈琲の一杯でも淹れたいと思った。
が、しかし。手元に自前の珈琲豆は無し。

つうわけで、久方ぶりの石井珈琲店さんに向かう。

すんなり行けば車で1時間半の道のりだが、
いつも15時頃の出発となってしまうため、
渋滞に巻き込まれ、3時間は掛かってしまう。
ビバ!石井珈琲店!!_a0247515_1846459.jpg
着いたら18時。閉店1時間前。
それから何時間いたかはあえて書くまい。
相方さんと二人それぞれ4杯ずつ&サンドイッチ。
悪いけどコーヒー、これでも自粛したのですよ。美味しすぎ。   

まだ3度目の来店で、
1度目はバッハの初心者セミナーに行ったか、その手前か。2年前の冬。
去年行った時は、まだまだバッハ門下入りなんて夢のまた夢。1年前の冬。
今年はついに、ニカラグアの焙煎具合についてとかね、色々語ってしまったり。
グフッフッフッ。成長しとるしとる。

初めて行った時から、珈琲の軽やかな甘みが衝撃的だった。

今回もその方向性は変わらず、さらに一つ一つの味の輪郭がくっきりと。
そんな珈琲とは対照的に、マスター自身はより緩くラフに構えておられて、
きっと今までだったら俺も聞けなかっただろう、色々細かなところまでお話して頂いた。
んもう、超楽しかった。

でもって、なんで浅煎りのブレンドもこんなに美味しいの!!
驚いたっつうの。俺も持続しよう頑張ろう。

「いやあ、本当に大変ですよ~、厳しいですよ~。」的な事をおっしゃられながらも、
傍から見てると幸せな姿にしか見えない。いや、実際大変だと思う、珈琲屋という仕事は。
でも、本当に素敵な仕事だと思った。

コーヒー好きが高じて、趣味で焙煎までやっているというお客さんに、
その一杯の美味しさを感動されながらも、謙遜しつつ静かに話をするマスター。
とってもいい空間だった。自分も速攻その輪に加わりたかったけど、
ニヤニヤしながら聞いていた。
ビバ!石井珈琲店!!_a0247515_18424218.jpg
自家焙煎の珈琲屋。
まさか自分が焙煎までするなんて考えもしなかった。

ただ何かお店を、カフェを、やろうとして、
淡路島でやるなら、お年寄りにも体に良い、
本当に新鮮で、美味しい珈琲しかないと考えて、
それには自分の責任で全てを担う自家焙煎をやるしかなかった。

迷いながらも進んでみると、
そこには自分と同じような考え、方向性を持つ仲間や先輩がいて、
その人たちそれぞれに今までの長い長い人生があり、しかし皆あまり語ろうとせず、
その語らない何かが、一杯の珈琲に詰まっている、なんて空想させる、
愉しさがあるわけですよ、珈琲には。

漫画とかイラストとか絵とかに対する自分の想いや、
積み重ねた時間や苦労が、あまりに報われずに今まで暮らしてきて、
とことん超不毛だな~とか、俺の人生ってホント何やってんだかな~とか、
時々堕ちると、んもう呆然自失して、消えたくなったりするんですけど。

そういう個人的な不毛ぶりを、横に置いておくならば、
何だかとっても良い環境に恵まれてるな~、とにかく周りの人が素晴らしい、
素晴らしい人たちに囲まれている俺は、中々幸せ者のはずだ!きっとそうだ!!
とか思えちゃったり、しちゃったりして。

ちょうど今、頼まれた珈琲プチギフトの製作を終えたんですけど、
「これもしかしたら、人生の中で一番のいい仕事ぶりかもしんねーぞ。」
とかノボせる程に、等身大の自分らしさに溢れている良い作品になりました。
イラスト仕事を断った俺に、珈琲仕事をくれた愛すべき友人に感謝なのです。
(感謝を形にしようと思ったら、結局イラストを描くことになったわけですけど。)

ここ最近の、この良い循環は、やっぱり珈琲のお陰様だな。
珈琲には魔法の力があるんだと思う、本当に。
だから皆で珈琲を飲もう!!飲んで語ろう!!

ちょっと遠くても、また石井珈琲店に遊びに行こう!!
いやあ、なんであんなにスッキリした味が出せるのか。
謎は深まるばかり也。謎だ…謎だ…謎だ…。

やっぱりさすがだ、
ビバ、石井珈琲店。
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結局、その人となりが味となる。
by roaster-SK | 2012-12-16 20:52 | 珈琲全般

~淡路島福良のしまこや珈琲~


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