COFFEE ROASTER BLUES!!

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国際認定資格・Qグレーダーのこと。

今月上旬に、Qグレーダー資格試験6日間を共に闘った、
同門下、宮城は山奥の自家焙煎珈琲店 coffee ippoの、
店主・一歩さんに会いに行って来まして。
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「Qグレーダーの資格取ってから、もう2年経つんですねえ。」
「相当過酷な6日間でしたけど、無事取れたからこそいい思い出ですね。」
なんて話しながら、最高の一泊二日を過ごして参りました。
持つべきは良き師と良き仲間です、ホント(^^♪

ついに淡路島での開業も目前になった今、ここで一つ、
『国際認定資格・Qグレーダー』のことに触れてみたいと思います。

(※研修・試験の内容については、関連機関SCAA・SCAJ・CQIにおいて、
公に提示されている内容以外の、具体的な情報や写真などの公開は許されていないため、
このエントリでは問題の無い範囲で記しておきます。ご了承下さい。)

私は『コーヒーマイスター』と『Qグレーダー』の資格を持っておりまして、
『コーヒーマイスター』は、日本スペシャルティコーヒー協会SCAJの認定する資格で、
主にコーヒーに対する知識を正しくお客さんに伝えるための資格であり、

『Qグレーダー』は、米国スペシャリティーコーヒー協会SCAAが定めた、
基準・手順にのっとってコーヒーの品質(Quality)を評価(Grading)することができる、
コーヒー豆鑑定技能者の国際認定資格であります。

この資格を取るには、6日間連続の研修・試験を受けて、
期間中に8科目20試験全てに合格しなければなりません。

風邪をひいたり、体調を崩すと、味覚・嗅覚が狂うので、
試験の1週間前くらいから体調管理には万全を期して、
いざ長丁場の6日間に挑むことになります。

以下、SCAA/CQI認定Qグレーダー 試験科目一覧です。

① General Coffee Knowledge

【筆記試験】コーヒーに関する一般的知識を問う選択式の筆記試験です。

② Sensory Skills Tests A
③ Sensory Skills Tests B
④ Sensory Skills Tests C

【センサリースキルズ】味覚に関する科目です。
甘・塩・酸・苦という基本の味4種類のうち、前3者に関する味覚の鋭敏さについて審査されます。複数の味が混合した場合に受ける印象の違いについても学びます。コーヒーは一切使用せず、ショ糖・食塩・クエン酸の各水溶液を単体または混合して用います。

⑤ Olfactory Tests A
⑥ Olfactory Tests B
⑦ Olfactory Tests C
⑧ Olfactory Tests D

【オルファクトリー 】嗅覚に関する科目です。
コーヒーに含まれることが多い36種類の香りを4つのグループに分けて学んだうえで、
各種の香りを識別・同定する能力があるかを審査されます。

⑨ Triangulation Tests #1
⑩ Triangulation Tests #2
⑪ Triangulation Tests #3
⑫ Triangulation Tests #4

【トライアンギュレーション 】
産地等に起因するフレーバー属性の違いからコーヒーを区別する能力があるかを審査されます。
試験の方法は、3つのコーヒーからひとつだけ異なるものを官能評価(カッピング)によって識別するというものです。

⑬ Organic Acid Matching Pairs Test

【有機酸マッチングペア 】
酸を添加したコーヒー液のカッピングを通じて、
それぞれの酸の風味を識別する能力があるかを審査されます。

⑭ Roasted Sample Identification

【ローストアイディー 】
SCAA方式のカッピングに用いるコーヒーのサンプルの要件について理解しているかどうか、
適切なサンプルかどうか識別する能力があるかどうかを審査されます。

⑯ Green Coffee Grading

【グリーングレーディング 】
生豆・焙煎豆に関するSCAA方式の評価・格付について、SCAAが定めるディフェクトの種類と等価換算、点数に基づく等級などを学びます。そのうえで、実際に生豆・焙煎豆のサンプルを用いて時間内に的確に格付けができるか審査されます。

⑰ Cupping Tests #1
⑱ Cupping Tests #2
⑲ Cupping Tests #3
⑳ Cupping Tests #4

【カッピング 】SCAA方式に基づいてコーヒーの官能評価をする技能があるか、
カッピング試験を通じて審査されます。

以上、ズラーッと書き並べてみましたけど、
やっぱり写真でもないと何の面白みもないですね。すいません(汗)
まあとにかく、20科目全てを取るには相当な体力と集中力が必要なわけです。

私はすでにバッハで修行している身だったのですが、すぐにその自信は崩れ去り、
運良く、同門下の先輩店主・一歩さんと隣同士の席でなかったら、
早々にあきらめていたに違いありません。

お陰様で、自分の扱う生豆の、世界的な位置づけもしっかり把握できるようになり、
全ての豆が完全に85点以上のスペシャルティということもハッキリしました。
そして、業界に携わる方々のレベルの高さには驚きを隠せませんでした。

思い返すほどに、
本当に貴重で贅沢な6日間でございました。
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兵庫県では何人かいらっしゃいますが、
淡路島では唯一にして初の(ネット検索上ですが)、
淡路島福良では確実に、唯一人のQグレーダーとして、

今後も『よいコーヒー』を正しく判断し、
真摯にお伝え出来るよう、精進して参ります。
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by roaster-SK | 2015-11-24 22:00 | 開業準備記録

~淡路島福良のしまこや珈琲~


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