COFFEE ROASTER BLUES!!

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カテゴリ:しまこや哲学( 26 )

不二登山・記念。

開店当初、
とあるお客さんに言われた。

「茶道のお点前のように、美しい所作ですね。」
「マスターの淹れたコーヒーを飲みたい、って全国から沢山人が集まるような、
そんな名店を目指して下さいね。」

私が目指していたのは、誰が淹れても美味しいコーヒー豆なので、
ちょっと違うかなと思いつつ、曖昧な返事をした記憶がある。

お店はその後、知る人ぞ知る、頑固な豆屋に成長し(笑)、
まだまだ2年目ながら、常連の上品なお客さんにとっては、
とても居心地の良い、精神的な『空間』に育ちつつある、
そんな実感がある。

『空間』は清浄に保つ気遣いのできる人だけが利用すれば良い。
私はそう信じている。

さて先日、
とある展示会に足を運んだ。

玄関を越えると、そこは静けさに満ち、
感覚は自然と研ぎ澄まされた。

霊的な山々の描写。隙間には可愛い生き物たち。
火をくべて、張り詰めた静けさに暖かみを点すのは、
主である、燕喜堂は矢吹芳寛氏、その人であった。

さながら登山者を癒す山小屋の名物親父。否、山の守り人。
自分の描いた景色を、我々と同じように、外から眺めて、
悠然と遊び、伝え合う言霊の符合に歓喜する。

そこに『我』は無い。

『我』が無いから、その景色に私を投影できる。私が溶け込める。
霊山から私を眺めることが出来る。私が登ってきた霊山だと知る。
霊山は自分そのものだと感じる。

私の珈琲も、同じ道の上にあることを思った。

淹れたその人の味になる。
そんなコーヒーはとても神秘的だ。
とても奥深く、しみじみと美味しいものだ。
その人そのものの珈琲。

そんな美しい珈琲が私の理想で、
知らぬ間にそう歩いて来たのだった。

コーヒー豆に『我』はいらない。
コーヒー豆は筒である、媒体である、鏡であり、
その人を包みこむ世界観そのものである。

展示会の後に、氏はしまこやの豆で一杯振る舞ってくれた。
私はその液体の厚み、柔らかさ、濃密なコク、味わいの美しさを堪能した。
氏そのものの味わいであり、私はそのような豆を煎っている人生を、
とても神秘的に、静かにしあわせに、感じたのであった。

何語らずとも阿吽で通じる大事な仲間が、こんな私にも何人かいて、
彼らの淹れた、しまこやコーヒーを飲んでみたいと思った。

彼らの味にちゃんとなれたりするんだろうか、うちのお豆ちゃん達は。
どんな味わいなんだろうか、奴らのコーヒーは。
その時、共に過ごす時空間は。

淡路島に来て良かった。

私はこういう人間になりたかったから、島に来たんだと思った。

湧き上がる欲望、夢幻、外聞を捨てて、
過去も未来も、着飾った服を脱いで脱いで、
身体ひとつになっても、生きていけるのか?
裸一貫で生きていく資格があるのか?
自分自身で在って良いのか?

私は私そのもので、
生きていくことが、
許されるのか?

世界は優しかった。

脱いだら脱いだ分だけ、通じる仲間が集まって、
共にお店を守り、神秘的な空間に育ててくれています。
「こういう景色を見たかったんだなあ。」
と1日の終わりに感じてます。

・・・

と、久々にblogなど綴ってみました。
ありがたくも豆人生は続いております。
この先の景色がとても楽しみです。

2017年9月17日
しまこや珈琲店主

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by roaster-SK | 2017-09-17 11:10 | しまこや哲学

ALL BEST.

横浜宅を片付けしつつ、
各種手続きをこなしつつ、
思ったこと。

『全てはベストなタイミングで起こり、
全てはベストな関係性が保たれる。』
のだなあということ。

自分の人生は、自分が動かすものだ。
人に理解されようなんて思ったところで無駄だ。
人は好き勝手に言うし、心を込めて助けてもくれる。

心を込めて助けてくれる人たちが、
大事なことを教えてくれる。

「愛を持って、信念を貫け。」と。

私も好き勝手に、誰かに意見を言うではなく、
誰かの夢を助ける側の、人間になりたいと思う。

否定に意味はない。
肯定に意味がある。

全てのタイミングは正しかった。
全ては正しい関係性に戻ってゆく。

自分が担ぐ人生も、荷物も、人間関係も、
自分にとってベストで、シンプルなものにしたい。
必要なものは自然と手に入るものだ。
きっとそうなんだ。

今がしあわせ。
それが全て。

さようならではなく、
これからはじまるのだ。

今までの人間関係も、また改めて始まるのだ。
楽しみだなあと思う。

きっと、色んなすごい人、優しい人、豊かな人たちに出会っていくのだろう。
そしてまたどんどん変化していけるのだろうと思う。

変わりたくないから、変わっていける。
自分の根っこにあるものは変わらないと知っているから。
そこに答えがある。不思議がある。人生に対する疑問がある。

コーヒー豆を介して、人と出逢い、
様々な疑問に、答えが出るのだろう。

我々はどこから来たのか?
どこへ行こうとしているのか?
そして、どこに留まるべきなのか?

さて、行こう。
さっさと、行こう。
未知なる満ちに望みを託して。
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淡路島福良の自家焙煎・しまこや珈琲。
無骨にも、コーヒー豆しかありませんが、
あなたの心を満たす、余白はあります。
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by roaster-SK | 2016-02-18 21:25 | しまこや哲学

NHK プロフェッショナル 仕事の流儀。

我が大師匠、カフェバッハの田口護マスターが、
『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演されました。
20分40秒からの出演です。ぜひご覧頂ければと思います。



都内の有名珈琲店を様々巡った最後に、
南千住は自家焙煎コーヒーの聖地と名高い、
このカフェバッハにたどり着かなかったならば、

まったく何も知らない淡路島で、
自家焙煎のお店を開業しようとは、
絶対に思わなかっただろう、私です。

それぐらい、この人の作るコーヒーはべらぼうに美味しかった。
澄んでいて、かつ深くて、主張がないのに、存在感は圧倒的。
こう言っては何だけど、他店の珈琲とはまるで別物でした。

今のしまこや珈琲のクオリティが保てるのは、
全てはこのお師匠さんと、カフェバッハの皆さん、
修行で切磋琢磨してきたお仲間さんのお陰なのです。

こんな世界があるのだと、
少しでも知って頂ければ嬉しいです。
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by roaster-SK | 2015-08-29 08:54 | しまこや哲学

人生は素晴らしい。

自分がコーヒーに救われたから、
コーヒーで人を救えると信じている。

コーヒーアロマには、心をリラックスさせる作用があり、
心がリラックスすれば、身体もそのように調整される。
瞑想をするのと同じような効果があると思われる。

瞑想の状態、簡単に言えば、悟りの状態。
何も考えない。空であり、無の状態。
そのような状態の時、人は最も活性化される。
内から。天から。力を生むことが出来る。

先日、毎月豆を買って下さっている方から連絡があり、
「実は検査で病が見つかり、急きょ入院することになりました。」
「退院した後にすぐ、しまこや珈琲を飲みたいので、今月もどうぞ宜しく。」

病を発症するような人ではないから、いや絶対大丈夫だ‼と思いながらも、
本人やご家族皆さんの気持ちとしては、簡単にそう思うことは出来ないだろう。
今月のコーヒー豆、無事に飲んでもらえるだろうか?やはり心配でした。

一週間後にご連絡を頂く。
「お陰さまで無事に退院し、すでに職場に復帰しております。」
「入院中、しまこや珈琲が飲みたい‼の一心で乗り切りました。」
「無事に済んだのも、日々しまこやさんの珈琲を飲んでいたからだと思います。」

本当に、ホ~ッとしました。
コーヒーに力があるというよりも、
何かを信じる心から、力が生まれるのだと思いました。
そういうコーヒーを目指しているのだと再確認しました。

私はコーヒーで人を救いたい。
自分が救われたから。人生が180度変わったから。
信じる人は救われる。それをコーヒーで表現したい。

珈琲は、未知なる力を引き出す飲み物。
なのかもしれない。さあどうなのだろう?

さて、今宵から3匹めのかわいい怪獣がやって来ます。
何が起こるか分からない、生涯に一度きりの夏休み。
とことん向き合い、楽しみたいと思います(^^♪

来るまで時間あるから、コレでも読もう。
『思考のすごい力』~心はいかにして細胞をコントロールするか~
この世には知らないことばかりだよ。

だから、人生は素晴らしい。
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by roaster-SK | 2015-08-20 13:18 | しまこや哲学

潜在意識からアワヂ島へ。

潜在意識から淡路島へ。

年始に本棚等の断捨離を行ってから、
どお~ッと『潜在意識』についての好奇心が芽生え、
また新たに少しずつ少しずつ文献を追っているのだが、
↓ついに以下のような文章に出会った。

淡路の淡(アワ)は「外に開いて和合する渦」「泡」を表していることから、
渦から生まれ出ることであり、路(ヂ)は「地」なので、「誕生の地」と解釈できます。

また、昔は「淡道」島と表記されていたようです。
伊弉諾神宮の本名宮司様から教えていただいた話によると、
淡は言霊的には炎(カ)と水(ミ)から成ることから、淡路は「カミのミチ」という意味にも解釈できます。

自分が淡路島に行くことになったのは、
相方さんとの出会い、直感、描いて来たイラスト・漫画業が導き出した結論。
様々な感情と現実がごちゃ混ぜになった末の、簡単に言えば、人生なりゆき任せ(笑)

カフェやりたいから、淡路島に行こう! !では決してなく、
淡路島に行くことになるだろう、そうなると何をすべきか?
試行錯誤の上に行き着いた先が、自家焙煎珈琲だったわけです。

『場所』が先にあっての、『道』を選んで進んできたわけです。

なぜ私は珈琲を選んだのか、相方さん(奥さん)はなぜ太鼓や唄を続けるのか。
やはり全ては一本の道につながっていたんだなあ、とこの4年の軌跡に思いを馳せる。

太鼓や唄は元々「神降ろし」の道具だろう。
珈琲は元々「神を観るため」の聖なる飲み物だった。
そして淡路島は、淡道島で、「カミのミチ」だったわけか。
すげえなあ、そりゃあ。

年内施工が決定している、お店の場所は福良(ふくら)という、
淡路島は南端の小さな漁師町で、徳島から鳴門大橋を渡ってすぐ。
この福良は元々、四国遍路への入口だったか、淡路島への玄関口だったか、
そういういわれがあったらしいと前に相方さんに聞いた記憶がある。

実は先日、赤坂にて、とあるお仲間さんのお誘いを受けて、
盟友と共に、古代文字『カタカムナ』についての勉強会に出席してきた。
こういうフッと沸いてくる課外授業が、固まりやすい脳みそをグルングルン回してくれる。

今後も直感に従って、物事を探究するならば、
必ずや自分にとっての真実、一番大事なこと、
その「一点」を突き止められるであろうと感じた。
得難いお仲間さんたちは皆勉強熱心だ。
深化する時代の流れもあるだろう。

ああ思えば、修行先のバッハは自家焙煎コーヒーの聖地と名高く、
田口護大師匠は、自家焙煎の神様とも言われているお方だった。
この人の知性に魅かれて、私は焙煎業に興味を持ったのだった。

大師匠はある時、10本の指を前に出して、こう言った。
「私は珈琲の勉強はこの指1本分くらいしかしていない。」
「他9本分は様々な分野を幅広く勉強、研究してきた。」
「それでやっとこの1本分を売ることが出来るんだ。」

あらゆる神さんのお導きのままに、
我が未知なる道を、満ち満ちと、歩いていこう。
焦ることなかれ。
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by roaster-SK | 2015-08-17 12:46 | しまこや哲学

コーヒー、意識への扉、子供たち。

コーヒー焙煎修行を経て、急に、
今年頭から『潜在意識』の存在に目覚め、
その流れか『子供』という生命体への興味が津々と。
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なんつうか、自分をそのまま写す鏡だもんね、子供って。
その正直さ、清らかさ、クリアな感性に、刺激を受ける。
おっさんにはおっさんの役割があるんだなあ、とも思う。

『しまこや珈琲』の『しまこや』は、『寺子屋』から来ています。

元小学校教師にして太鼓奏者の、奥さんのずっと昔からの夢『しまこや』。
私の夢のコーヒーを入り口に、老若男女入り混じった、島の『寺子屋』。
自然とそのように向かっている気がして、ワクワクしてます。
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実は、この世には過去も未来も無い。今しかない。
今想う、この瞬間にのみ、過去も未来も存在する。
だから今しかない。今を生きよう。感謝を胸に。

さて、週末には焙煎&販売です。
魂でお豆を煎らねばならぬ。

たった一度きり、
人生という旅のお供に珈琲を。
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by roaster-SK | 2015-07-30 20:21 | しまこや哲学

気の流れ。

気の流れ。
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空に満ちるは、気の流れ。
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お店も同じ、気の流れ。
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人を導く、気の流れ。
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先へ先へと歩いてきたら、
懐かしいこのお店が思い浮かんだ。
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我々の原点に戻ろう。
地元の名店、POINT WEATHER。
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気の流れは、意識の流れ。
強制を受けない、自由な意識の交わり。

全ては生きていて。
呼吸をしている。

深い呼吸の起こる場所に、
良い気の流れが発生する。

コレ自然の理であった。

(完)
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by roaster-SK | 2015-06-26 22:44 | しまこや哲学

清らかな、気の集まり。

お世話になっている姉さんとの会食。
この人の料理の何がすごいって、
自己主張が全くないこと。
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このような『気』の入り方は、私の辞書にない。
「うん、うまい。うまい。」これしか言えずに情けなく。
どんなレベルの珈琲を淹れようと、全く恩義を返せる気がしない。
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姉さんの料理、空間、モノ、時間、
お皿、道具、会話、人柄、全てに、
『本当の清らかさ』の存在を知る。

ここでもひたすら、『意識と祈り』の話になる。
「以前と目が全然変わったね。」とも言われた。
確かに最近、完全にハッキリと理解したことがある。
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私は、豆にも人生にも『本当の清らかさ』を求めていて、
その心は未来に向かい、一本の道を形作り、
お客さんも同じ道を歩んでいる。

この道を地道に謙虚に歩いて行けば、
さらなる理想にたどり着ける。

その理想は、絵としてもほぼ完成していて、
絵の細部を描いて行けば、必ず完成に至る。

だからもう何も心配はいらない。

一番大事な『本当の清らかさ』のみ磨いて行けば、
それに応じてお客さんは自然と増えていく。
感謝と謙虚と自信を胸に進めば良い。
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(食後に、エチオピア・シダモ深煎りのアイス珈琲で締め!う~ん、絶品♪)
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by roaster-SK | 2015-06-19 21:05 | しまこや哲学

Freemason.

代官山での2度目の談合。
ひたすら意識について語り合う3時間。
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やはり、最高の資産は人である。
人との出逢いは宿命たるご縁。

話している間ずっと鳥肌立ってました。
そんなこと今まで人生であったかなあ。

『神を見るために飲まれる。』

聖なる飲み物、しまこや珈琲の、
本領発揮はこれからです。


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by roaster-SK | 2015-06-16 20:08 | しまこや哲学

やっぱり絵で考える。

昨日、急きょ打ち合わせ。
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先週、図面(仮)で焙煎機の配置を色々と試行錯誤。
あっちを立てればこっちが立たずで、中々に難航したが、
自分の中で答えは出たので、N指導長に最終確認をして頂く。

店作りでは様々な方々に、力添えを頂いている。

バッハお師匠筋はもちろん、焙煎機製造元の大和鉄工所、
滋賀の設計のお二方に、淡路島福良の工務店さん。
考え方や物の見方は、人それぞれ違うものだ。

皆さんのアドバイスを聞きながら、案を練りながら、
ここ数年に渡り、打ち合わせを重ねる中で、
よくよく身に染みて、分かったことは、
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やっぱり私は絵で考える、ということ。

試行錯誤して、考えて、
絵を描いて、描き直して、
その先の物語が見えた時が、

私にとっての正解であり、GO‼サイン。

絵を描くことで脳が回り、心が動き出す。
もうこれは性分だから、どうしようもない。

私の絵を見ながら、N指導長はこう言った。
「いいじゃないですか!海も見えるんですねえ。」
「で、最終的にはここが、89番になるということですね(笑)。」

そうです。
気持ち的には、お四国0番と、
89番両方を担いたいくらいです(笑)。

さあて、これからどんな絵を描こうかな。
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by roaster-SK | 2015-05-27 21:38 | しまこや哲学

~淡路島福良のしまこや珈琲~


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