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COFFEE ROASTER BLUES!!

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SCAJ2012exhibition。

先週、初めてSCAJのイベントに行って来まして。

ちょうどその一週間が夏最後の繁忙期だったこともあって、
また、ただ今事業計画書などというものも書いていることもあって、
身も心も慌しく、何かを綴るという気持ちになれずにいましたが、

今宵やっと落ち着いたこの心持。
もはや古くなってしまった我が愛しの中煎りブレンドを飲みながら思うこと。
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「焙煎後、2週間も経つと飲めたものじゃね~っす!!」
…いや、そんなことじゃない。

SCAJのイベントで、
中米研修のお仲間さんとはもちろん、
エルサルバドルでお世話になった商社のO原さんとも再会でき、
パナマのベルリナ農園のルイスさんとも再会でき、

いわゆるハニー製法、パルプドナチュラルの‘グレースハニー’で有名な、
コスタリカのグレースさんをお迎えするセミナーでは、
バッハの関係者として、SCAJのお手伝いもすることができ、
まあ、ただカッピングの準備をするだけでしたが、とっても楽しいヒトトキで、

今、焙煎修行で一緒に練習しているお仲間さんとお会いしたり、
バッハに門下入りする以前のセミナーで、ずっと一緒だった方とも、
久方ぶりに再会することができたり、相変わらずお元気で嬉しかったり。

実はこのイベント自体にそんな期待してなかったんですけど、
世界各国のコーヒーただで沢山飲めるし、美味しいのも不味いのもあって興味深いし、
まあとにかく楽しかったのです。知れば知るほど美味しいのがコーヒーの良い所。

唯一、最近乾燥肌だったのか、こんな日に限って、
鼻の下が電気髭剃り負けして、常に真っ赤な一線が鎮座しており、
それがとことん自分をブルーにさせておりました。
だからあんまり写真を撮ってなかったり。
ナルシストかッ!!

何より、このイベントでまず一番にご挨拶したかった、
世界最高峰のコーヒー焙煎機マイスターの製作者、
大和鉄工所の岡崎さんにも色々とお話を聞くことが出来ました。

そのお話を踏まえて、2階の店舗には焙煎機を置かない決定をして、
ゆえにお店の構想も、根本からだいぶ変更しないといけない感じですが、
今はそのピンチをチャンスに変える妙案が頭の中を飛び交っており、
テンション高めなアチキです。ウム、これで良いのだ。
流れのままに進めば良いのだ。

事業計画書など制作するにあたって、
やはり色々とシビアな数字が出てくるわけで、
どうしても色々と手数を増やしたくなるのですよ。
怖いから。



出来ること全部駆使しなきゃ!!とか。
やっぱり目を引くため物語も描かなきゃ!!とか。
お客さんのオリジナルブレンドには似顔絵とか描かなきゃ!!とか。
コーヒーだけじゃ不安だから、色々店舗に工夫しなきゃ!!とか。
客層は幅広くじゃダメだから、もっと焦点を絞らなきゃ!!とか。

経営学の本だって読みますよ。
色んなやり方ありますよ。色んな正論がありますよ。
だってその人の経営学に合う事例を集めて、
説得力のある論文やら文章をまとめているのだから。
まあ頭の体操にはいいし、確かに面白いから、
それでいいけどね、本は。

でも現実は、本とは違う。
現実は本当はカテゴリー分け出来ない。
物語のように起承転結は付かない。
一筋縄で答えにはたどり着かない。

だから結局、自分というものに戻っていくしかないという結論に至る。
長い長い労働の帰り道に、自転車を漕ぎながら、
最近はaikoのベストをずっと聴いているから、
ちょっとおセンチになりながら思う。

結局、全ての人生は、
自分に成るための旅なのだと。
だから、初心に戻れば良い。

俺はバッハの珈琲に感動して、驚愕して、
今バッハの下で焙煎の修行に勤しんでいる。
それだけで正直、夢みたいな話だ。

SCAJのイベントの後、
中米研修仲間で夕食を食べに行って、ずっと珈琲話をしていて、
今仕事は、現場も事務も一通りほぼマスターして、仲間とも常に楽しいけど、
一番自分らしく話したり笑ったり、心底興奮出来たヒトトキだったなあ~って、
帰宅中ふと思ったりしたり。

今生きてて、一番好きな自分でいられるのは、
やっぱりコーヒーの世界にいる時なんだろうなあって、
もっとちゃんとコーヒーに集中したいなあって改めて感じました。

自分の等身大のコーヒーをね、突き詰めたい。
難しいことはあんまり興味ない。
堅苦しいのは意味がない。

『淡路島に、淡路島の福良に、
本物のコーヒーの文化を根付かせたい。』

『バッハ直伝のマラウィのコーヒーとか、
そこら辺に歩いているおっちゃんに飲ませたい。』
わけです。

「こ、このコーヒーめっちゃ美味い!!何、マラウィってどこの国!?」
「つ~か、聞いたことね~し!!どこでもいいし!!でも超美味いし!!もう一杯くれ!!」
みたいな、阿呆みたいな衝撃をそこらのおっちゃんに与えたいのです。俺は。
そして、絶対に与えられるはずなんだ、自分の心がけ次第で。
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10、11月中に、もう一度店舗デザイン模索のために滋賀へ。
出来たら、そのまま焙煎機の大和鉄工所のある岡山へ。
行けたら良いな。けど、今のところ無計画。
ちょっと情報量多いから分けた方が良いか。

まあとにかく行けるところまで行くのだ。
コーヒーに集中できる空間を、淡路島福良に作るのだ。
世界各国、一流のコーヒー群を楽しめる場所を。
それが出来たらパンクな生き様だ。

『がっつり‘コーヒー1杯’に賭けてみることにする。』
SCAJのイベントを経て、余計にそう思った次第です。
ありがとう、SCAJ2012exhibition
来年も必ず参加しよう。
by roaster-SK | 2012-10-03 22:42 | 開業準備記録

~淡路島福良のしまこや珈琲~


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