新潟回想。
朝日酒造から門出和紙。
里山のかやぶき宿にて祝宴。
山菜をつまみに最高峰の地酒。
2日目、
名勝を巡り、錦鯉を愛でた後に、
とあるラボにて柔和なアート人と対話。
夜の宴会、賑わしい中、雑然と思いを刻む。
3日目、
友の奥様の計らいで、とある自家焙煎珈琲店へ。
珈琲が美味しいと、心は緩み胸襟は開かれ、長居。
分かったつもりの珈琲道、もうそこが終わりの始まり。
・・・新潟には、遠い親戚の方がおりますが、
こんなに沢山の新潟な方々と、交わったのは初めてでした。
皆さんとっても朗らかで、その実、深い郷土愛と思想を抱く方々で驚いた。
広すぎる大地と、曇りがちな青空、
恵まれた自然に、厳しい雪国事情。
地に活きることの強みと、懐の広さが特に印象的だった。
これはきっと、本人たちもそんなに意識していることではないのだろう。
(あとね、スタイル良い色白美人が多い。手漉き和紙と同じく、雪光で漂白されているのかな。)
夕刻に新潟駅を出て、新幹線2時間で東京駅に到着。
忙しそうに、歩き回る、多すぎる、無機質な人の群れと、
日本全国から集められ、編集された、過剰にモノが溢れた空間に、
面白さと、興味をそそられながらも、違和感を感じざるを得なかった。
本物は、どっちだ?
地域に愛される味わいを追求した、
歴史のある、本物の、強く優しい珈琲と、
元々持っていた人格と信念を、
大いなる新潟の地で、さらに陽々と、
飄々と、人と人の間に広めて歩く偉人Nの、
おススメの笹だんごを、交互に味わいながら、
「やっぱり珈琲と和のモノは合うねッ‼」
と、舌鼓を打つ私でありました。
濃密な新潟旅、
回想は続く。